takerukangeki’s blog

性根がオタクの観劇を中心とした雑記

新橋演舞場の観やすさあれこれ覚書

友人と話していて刀剣乱舞歌舞伎で初めて新橋演舞場に行く審神者も居るっぽいねって話になったので基本歌舞伎で新橋演舞場に行くけど他の演劇も新橋演舞場へ観に行くタイプのオタクのこういう演出だとこの場所が好きっていう話。

 

 

前提条件

回転舞台、せり、すっぽん、花道があるため全てが見やすい席は存在しない。

歌舞伎において花道は出入りだけでなく重要な芝居をしたりして、かなり使うのでここが見やすいかは結構大事。

客席表は公式サイトから

 

1階席

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1階席と言っても場所によってかなり見え方が変わるし、何より傾斜が緩めなので桟敷以外の席は前の人の座高に左右される。今回特別触れてない部分は前の人の座高ガチャが問題なければ普通に全景が見やすいかな…右桟敷前の舞台寄りは右奥欠けるかも…

桟敷席

桟敷席も両側あるけど、左右によって見え方が異なる。ただ桟敷席は観やすさや臨場感というより、ステータス席であり靴を脱いで座りテーブルがあったり(コロナ禍でなくなってしまったけど)お茶のサービスがあるので優雅さがある。

右側桟敷

左桟敷より花道は遠いが正面にあたるため、圧倒的に花道が観やすい。

左側桟敷

花道が同じ高さ位なので、花道の近さを一番感じる事が出来るが、花道の裏側になるため基本的に後ろ側を眺めることになる。ここも演出によっては楽しい事もあるけど基本右側の方がいいよなぁと思う。

かぶりつき

本来は最前列のみらしいけど、新橋演舞場で本水(舞台上で実際の水を使った演出)でビニールシートを配られ水をかぶる可能性があるためこの辺まで。

本水の水が飛んでくる可能性があるため、水濡れ歓迎むしろ浴びたい方にはオススメ(本水あるかは分からんけど)。ただし舞台が斜め上になるので首は痛くなるし舞台奥は観にくいので推しをどうしても近くで観たい!という人向け。

とちり席

いろはで数えた場合の「いろはにほへ"とちり"ぬるを」から取った7〜9列目のお席を指し、一番見やすい一番良い席の扱いをされる。

………なんだけど新橋演舞場は傾斜が緩いので正直前の人の座高ガチャ感がある席。前の人の座高が問題なければ舞台がそこそこ近く、花道も見渡しやすい席。

花道脇

結構好きな人いるけど、私は花道が観にくいからそんなに好きではない。演者の走っていく風を感じたい!とか臨場感求める人にはおすすめ。ただし花道が近すぎて花道を見渡せないしすぐ横にくると近すぎて逆に観にくい。

花道から左側:通称ドブ席

花道の近くだが裏側に当たる席。そのため歌舞伎でよくある見得をする場合は見えるのは大概演者の後ろ側になる事が多い。また、見得してる間は大概演者にライトが当たっているため逆光になりかなり眩しい場合がある。目が弱い方はあまりおすすめ出来ないけど、演出や演者のサービスによっては花道を使っている時に演者に近く、客席いじりしたり、またケツが良く見えたりする(褌姿とかあるからね)ので演目によっては人気だったりする。

ドブ席は前方より後方座席の方が光も当たりにくいし観やすい。

 

2階席

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2階席がというより2階ロビーは適度に空いてる事が多いし出入りでざわつかないので観やすさと快適さを求めた時は2階席はオススメ。

2階一等席

端的に観やすい。花道はちょっと欠けるけど、舞台全体が無理なく見渡せるので画角が良いみたいな感じ。近い!臨場感!という感じではないけど、前の列と段差もあるので普通に観やすい。まあ近さが正義の人にとっては違うと思う。

新橋演舞場はあんまそういう人が来る話は聞いた事がないけど、歌舞伎座とかだと皇族や海外要人を招くと大概2階最前中央辺りで観劇されてることが多い。

2等A席

舞台は3分の1程度かける(舞台に近い側ほど欠けて遠い側ほど欠けにくい)けど花道は観やすいので花道ガッツリ使うもんな〜でも一等は出せないな〜って時は使ったりする。

2等B席

舞台は3分の1程度かける(舞台に近い側ほど欠けて遠い側ほど欠けにくい)し花道は全く観えません。正直一番好きでない…というかお前は2等を名乗るなと思う程度の過激派。

 

3階席

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そもそも3階はお安い分席も狭い気がするし、新橋演舞場は天井が近いので圧迫感がある。あと演出によっては上部が見切れることはある(セリの上で立ってると頭見切れたような気がする)。私は気になったことないけど、一列目の手摺りが邪魔になる人もいるかもしれない。

3等A席

舞台全体は見渡せるけど、欠ける場所はある。花道はちょっっっとだけ見える程度のため、基本見えないと思った方が良い感じ。

また真ん中の席は、出入りが不便なのと機材席と天井の圧迫感が凄いので私は嫌い……。実際の狭さより更に狭さを感じるのでパーソナルスペース広めの人間はストレス。

3等B席

右側も左側も等しく舞台は半分近く欠ける(一応モニターがあるんだけど、ちゃんと機能してないこと多々ある)。こちらも舞台よりになる程欠け具合が大きく、舞台から離れる程欠け具合が小さくはなる。

3等B席右側

花道が良く見え、すっぽんも奥まで良く見えるため、何回も行くウチの一回とか一応は観ておきたい程度なら全然アリ。

3等B席左側

左側は花道は全く見えず舞台も欠けるけど、宙乗りがある場合は近くに演者が来るのでそれはそれで楽しい。しかし今回は宙乗りないっぽいので正直全くもって行きたくない席。空気感だけ味わいたいならまあ、、、

 

 

以上が演舞場にそこそこ行く人間的見え方の感想でした。

ちゃんと切符の値段と見え方の勾配はついてるけど、正直グッズ販売とかランダム商品はないけど入荷量クソだし、ブロマイドなしで舞台写真は後半から…とかだし初日辺りの出来は……とかあるので.5好きな人との歌舞伎の商売の仕方の相性大丈夫かな…という心配にはなる🫤